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Monday, December 31, 2007

大晦日

クリスマスに広島展が終わりました。3時間で片付けを終え、すべて宅急便で送って手ぶらで戻りました。とても暖かい日でした。
文書館の石本館長、安藤副館長に一年にわたる各会場での展覧会にねぎらいの言葉をかけていただき、気持ちよい最後になりました。広島展は新聞記事のおかげか、来館者も多く、お父さんやおじいさんがニューカレドニアに行っておられたという方がたくさんアンケートに答えてくださっていました。あいにく連絡先など書いていないので、それ以上は聞くことができませんが、この移民史が、人々の記憶のなかにまだあるということを感じました。
なかには、期待はずれと厳しいお言葉もありました。それは、個々の二世の逸話(聞き取り)が非常に簡略したかたちでしか紹介されていなかったからです。全体のバランスからそうなったのですが、証言については、またあらためてまとめていきたいと思っています。
仏語で聞き取るということ、翻訳すること、そして背景にある複雑なニューカレドニア社会をどういうふうにまとめるか、これからの課題になることでしょう。
このブログ、ほとんど機能しなかったので(私のせいですが、、、)、もうすぐ終わりにしようと思います。これもまた語学の問題で、三か国語で展開できなかったことが、当初の目標と合致しなかったのです。
コメントのある方、どうか今のうちにお送りください。それでもこのホームページを通して、いい出会いもあったんですよ。
ずっと管理をしてくれているrimaconaのふたりに感謝。今晩あたり、スパムメールの整理をしてくれているかもしれませんね。

Monday, December 10, 2007

FNP、いよいよ終わり間近

お久しぶりです。ブログの機能を果たしていず、お恥ずかしい限りです。
沖縄展はあっけなく終わりました。ニューカレドニアからやってきた38名が、国際通りを闊歩していたことも遠い昔のようです。天候に恵まれ、親族と初めて出会うことができた日系二世、三世もいて、実りある滞在であったのではないかと思います。沖縄ニューカレドニア友好協会の通訳ボランティアの皆様、ご苦労様でした。
沖縄展より一週間早く始まった広島展が、25日のクリスマスまで延期になりました。これで本当にFNPは終わりだと思うと、安堵感で一杯です。冬休みは、長期に渡ってお借りした写真や書類やモノを、ニューカレドニア、オーストラリア、日本国中にいる貸して下さった方々にお返ししていく準備をしなければなりません。4年かけて集めたものですから、相当な数です。どれも、ご家族にとっては大切なもの。これらをお返しし終わった時、本当にFNPの展覧会は終わりになるのでしょう。
とはいえ、日系の方もタツラキッズも、「終わりと言っても、これからでしょう?今度いつカレドニアに戻ってくるの?」となかなか私に休みを与えてくれる様子はありません。カレドニアのことを忘れないようにと、たくさん来年のカレンダーをもらいました。
当面は後片付けに専念します。今年度中に、報告書もつくりたいと思っています。

Tuesday, September 11, 2007

Voyageurs d'Okinawa

La délégation d'Okinawa, conduite par Takeshi M. a quitté la Nouvelle-Calédonie dimanche soir, des images et des souvenirs pleins la tête. Des souvenirs d'amour filial pour Chizuko N. et Takehiro A., de fraternité, de dévouement, de gentillesse de la part des descendants "Uchinanchu" de N-C.

Déjà l'Amicale Japonaise organise son voyage pour un déplacement de quarante Calédoniens "Nikkeijin", du 10 au 18 novembre prochain à Naha et à Nago (Okinawa).

Nous irons voir la derniere exposition "Feu nos peres" a la Galerie du Journal "Ryukyu Shimpo". Nous attendons avec impatience ce moment fort. Merci Tsunami, pour tant d'emotions !

Saturday, September 08, 2007

8度目のニューカレドニア

4週間にわたる8度目のニューカレドニア調査旅行より戻りました。
滞在中、鶴岡からのラ・フォアへの訪問団、沖縄ニューカレドニア友好協会の訪問など、いろんな日本とカレドニアの、新旧の交流の場に居合わせました。カレドニアの皆さんは、いつも日本からの訪問客を歓待してくれます。
今回の旅をとおして一番強く感じたのは、二世が年をとったことでした。今回もたくさんの二世の方にお目にかかりましたが、健康上の理由で取材がキャンセルになることも多々ありました。
そのせいもあってか、彼らは何度も私に、今度はいつニューカレドニアに戻ってくるのか問いました。次回は、現在準備中のドキュメンタリーフィルムの撮影で行く予定です。カレドニアとフランスのTVで放映されることが決まっています。

Sunday, July 22, 2007

広島展準備

広島に久しぶりに行ってきました。横浜、鶴岡、京都で展示させていただいた県立文書館の史料を返却するためです。同時に、11月の展覧会の打ち合わせをしました。展示備品などを確認してきましたが、これからが試行錯誤です。
展覧会は、11月5日から30日まで。初日には、ニューカレドニアから広島出身の二世の方がお孫さんを連れて来日されます。
翌日久しぶりに広島平和記念資料館に行ってきました。新着資料として、シャーリー・テンプル人形が展示されていました。
オーストラリア移民の方が、誕生日にシャーリー・テンプルの靴を買ってもらった直後に、強制収容所に送還された話をしておられたことを思い出しました。天才子役がどれほど人気者だったかが偲ばれます。
広島出身の二世スミオカさんが亡くなったと、先週ヌメアから連絡が来ていました。私の知る二世の方ではヨコヤマさんに続いてお二人目です。私は写真を撮った方を忘れることはありません。スミオカさんのこともそうです。ご冥福をお祈り致します。

Sunday, July 15, 2007

連続講座最終回

金曜日、立命館大学での連続講座「太平洋における日本人移民の体験」の4回目(最終回)が終了しました。「展覧会にあわせてアカデミックなシンポジウムを!」と願って立命館大学のY先生にお話を持ち込んでから、まさかここまで広がるとは夢にも思いませんでした。しかも会の終わりには、参加者を前に、Y先生が、立命館大学国際平和ミュージアムでのFNP展がきっかけになったことに敬意を評して下さり、恐縮して感涙しそうでした。
この連続講座に参加したことで、移民研究のやり方みたいなものが少しずつ見えてきました。これからの参考にしていきたいと思います。そして、ますます勉強したいものです。
ニューカレドニアの他にも、まだまだマイナーな移民史はたくさんあります。何故これほど日本人は移動したのでしょうか?感心するばかりです。ニューカレドニアが落ち着けば、今度は別のフランス領への移民も調べてみたいと思っています。

Monday, July 02, 2007

fnpの広がり

rimaconaの柳本(ボーカル)です。
京都展で2度のコンサートを行ったのがつい最近のような、ずっと前の事のような、とにかくあっと言う間に終了してしまい、津田先生と同じく、寂しいです。
この頃、出会ったいろんな人にこの展覧会の話をすると、「あっ、それ新聞で読んだよ、そんな歴史があるなんて全く知らなかった。」と言われる事が多く、確実に広まっている事を感じます。展覧会を実際にみた方皆さんが「本当に意味のある展覧会で、少しでも知る事が出来てよかった」と言って下さいました。私も毎回そう思います。
この展覧会を通して、身のまわりに起きているいろんな事に前よりも関心をもつようになったのはあきらかです。
自分が感じた事を音楽を通して表現する事の難しさと向き合いながら、創り、そし発表していきたいです。
沖縄展で成長したrimaconaをみてもらえるように頑張ります!

マリージョーさんがブログに参加され、辞書片手に読むのが、最近楽しみのひとつになりました。いろんな意味で勉強させてもらっています。